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セルフメディケーション税制

2017年6月16日

こんにちは。高嶋です。

今回はセルフメディケーション税制を取り上げたいと思います。

セルフメディケーション税制は、一定のスイッチOTC医薬品を購入し、その1年間の
購入金額が12,000円を超える場合に、その超える部分の金額をその年分の所得金額
から控除できる制度です。
控除できる金額の上限は88,000円です。

スイッチOTC医薬品とは、医療用医薬品から一般用医薬品に転用された風邪薬、胃腸薬、
腰痛等の貼り薬などで、平成29年4月時点で1,622品目が厚生労働省のホームページで
公表されています。

この制度は平成29年1月からすでにスタートしています。対象となる商品の外箱には、
「税・控除対象」の識別マークが記載されていますので、ドラッグストアなどで
医薬品を購入する際は確認するようにしましょう。

セルフメディケーション税制の適用を受けるためには、確定申告が必要となりますので、
購入した際の領収書はきちんと保管しておくようにしましょう。

なお、この制度は従来からある医療費控除との選択適用であり、重複して適用を受ける
ことはできませんのでご注意ください。
セルフメディケーション税制は、従来の医療費控除に比べて控除を受けることのできる
金額の下限が低く設定されていますので、比較的少額の医薬品を購入された方にとって
は使いやすい制度となっています。

また、この制度は、自身できちんと健康管理をしている人が、軽度の身体の不調を市販薬
などで自ら手当てをすることにより、自身の生活向上に役立てるとともに、国の財政を
圧迫している医療費の適正化を図るという趣旨で設けられたものです。
そのため、この制度の適用を受けるためには、自身できちんと健康管理をしているという
意味で、確定申告書にその年に健康診断を受けたことの証明書等が必要です。

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