棚卸資産
こんにちは。ヨシママです。
年明け最初のブログです。
初めて棚卸資産を扱うことになったクライアントがいらっしゃいまして。昔の教科書を色々調べた時の話です。
棚卸資産の多くは、売り上げ収益に直接的・個別的に対応する売上原価として、損益計算の中心的役割を担うものです。したがって、棚卸資産会計の目的は、最終的に、その売上原価をいかに合理的に計算するかということであるといっても過言ではありません。
・棚卸資産の意義
流動資産とは棚卸によってその有高が確定される費用性資産
(イ) 通常の営業過程において販売するために保有する財貨または用役・・・商品、製品
(ロ) 販売を目的として現に製造中の財貨または用役・・・仕掛品、半製品
(ハ) 販売目的の財貨または用役を生産するために短期間に消費されるべき財貨・・原材料、貯蔵品
(ニ) 販売活動および一般管理活動において短期間に消費されるべき財貨・・・工場以外の事務用消耗品、包装用品
・棚卸資産の取得価額の決定
1.購入による場合
購入による資産の取得原価=買入代価-仕入値引・割戻し+副費
副費とは
(イ) 引取運賃・購入手数料など、企業の外部活動によって発生する外部副費
(ロ) 購入事務費・検収費・移送費・保管費など、企業の内部活動によって発生する内部副費
それらのうち重要性の乏しいものは取得原価に算入しないことも認められる。
加算する副費の範囲を画一的に定めることは困難であるから、加算する副費の範囲は、企業の実情に応じて、費用収益対応の原則、重要性の原則、継続性の原則等を考慮して、適正に決定しなければならない。
基本的な考え方は、ざっくり説明すると、こんな感じです。
最後になりましたが、今年もよろしくお願いします。