個人型確定拠出年金の活用
2016年11月28日
こんにちは。高嶋です。
早いもので今年も残り1か月となりましたね。
平成29年1月より個人型確定拠出年金(愛称 iDeCo)の加入対象者の範囲が拡大されます。
これまでは加入対象者は自営業者や勤務先に企業年金も企業型確定拠出年金もない会社に
勤めるサラリーマン等に限定されていましたが、平成29年1月より公務員や専業主婦(夫)、
確定拠出型年金制度があるサラリーマン等も加入できるようになります。
これにより、60歳未満のほぼ全国民が個人型確定拠出年金に加入できるようになります。
ただし、国民年金保険料の免除を受けている方や、未納である場合は加入できませんので
ご注意ください。
個人型の加入メリットは、3つの税優遇です。
①積立時
積立時の掛金は、全額が所得控除の対象となります。これにより、納める所得税・住民税
の節税となります。
②運用時
通常、株や投資信託などの金融商品の運用で得た利益は20.315%の税金がかかりますが、
確定拠出年金の運用で得た利益は非課税となります。
③受取時
60歳以降の確定拠出年金の受取時、一時金または年金のいずれの方法で受取ることになり
ますが、どちらも税優遇があります。
□一時金…退職所得とみなされ、退職所得控除が適用されます。
□年金…公的年金となり、公的年金控除が適用されます。
以上より、個人型確定拠出年金は、節税メリットを享受しながら効率的に資産形成ができる
優れた制度といえるのではないでしょうか。