ブランディング効果もある、ヘアドネーションの賛同サロンになる方法
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近年、人気女優やモデルが髪をバッサリと切り、『ヘアドネーション』に参加するという動画や番組企画などが話題になっています。
ヘアドネーションとは、病気や事故などで髪を失った子どものために、寄付された髪の毛で医療用ウィッグを作り、無償提供する活動のことです。
サロンとしてヘアドネーションに賛同することは、社会貢献活動になると同時に、自店のブランディングにもつながります。
今回は、ヘアドネーションの概要と、賛同サロンになる方法について説明します。
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医療用ウィッグの材料となる毛髪提供
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ヘアドネーションとは、ヘア(髪の毛)とドネーション(寄付)を合わせた言葉からできているチャリティー活動です。
一般の人がドナー(提供者)となってヘアドネーションに参加する一番シンプルなやり方としては、自分の髪の毛を一定の長さまで伸ばします。
その髪の毛がいくつかの規定をクリアしているのであれば、カットをしてボランティア団体に送ります。
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ドネーションする髪のカットは自分でもできますが、長さや切り方に決まりがあるため、ヘアドネーションを理解し、寄附団体に登録している“賛同サロン”でカットするのが一般的です。
近年では、チャリティー意識の高まりも後押しし、ヘアドネーションの窓口としてカットを請け負ったり、医療用ウィッグの販売やカットを行う美容室も増えてきました。
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ヘアドネーションそのものはチャリティーであるため、料金設定は店舗ごとに異なります。
いずれにしても、サロンの利益に大きく影響するものではありません。
しかし、 “自分の髪を誰かのために使いたい”という想いを持ち、長い年月をかけて伸ばした髪を提供しようとする人たちの力になることは、そのサロンが人の髪の毛を大切に扱っていることを間接的に伝える効果もあります。
また、社会貢献やチャリティー活動に賛同すると、競合との差別化や認知度向上が期待でき、ひいては自店のブランディングにもつながるでしょう。
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2022年現在、日本には、日本で初めてヘアドネーション活動を始めたNPO法人『Japan Hair Donation & Charity』(以下、JHD&C)、被災地の復興支援や小児病棟でのヒーローショーなども行う『NPO法人HERO』、株式会社グローウィングが行っているプロジェクト『つな髪』という3つのヘアドネーション法人・団体があります。
ドナーとなって髪の毛を寄付する場合は、既定の長さまで伸ばし、ヘアドネーション賛同サロンで切った髪の毛を、上記団体等に送ります。
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必要な髪の長さやカット方法などは、どこの団体もほぼ同じです。
ヘアドネーションとして認められる髪の毛には、以下のような規定があります。
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●31㎝以上の長さがあること
●引っ張ると切れてしまうほど傷みが激しくないこと
●完全に乾いていること
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1つのウィッグを作るためには、一定以上の長さの髪が20~30人分必要です。
そのため、多くのドナーを受け入れられるよう、ヘアサロンには賛同サロンの登録も求められているのです。
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ヘアドネーション賛同サロンになるには
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では、ヘアドネーションの賛同サロンとなり、ドネーションカットを正式にメニューに取り入れるには、どうすればよいのでしょうか。
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ここでは、JHD&Cへの登録方法を紹介します。
JHD&Cでは、活動の協力に同意した『JHD&C賛同サロン』としての登録をすれば、JHD&Cの規定に則したヘアドネーションカットを行えます。
登録するには、いくつかの条件を満たす必要があります。
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●固定店舗(常にスタッフがいる店舗や事務所)であること
●ドナーの申し出によりヘアドネーションカットを行うこと
●『賛同サロン認定証(店内掲示用)』をダウンロードし、印刷したものを店内に提示すること
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などです。
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登録の申し込みは、ホームページの専用フォームから行います。
『受付完了』のメールが届いたら、1カ月ほどでホームページに賛同サロンとして掲載されます。
どの団体も公式サイトから申し込むところは同じですが、団体によって条件やサポート店の役割も異なりますので、よく確認しましょう。
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ヘアドネーションは髪の毛を寄付する活動ですが、サロンが提供するドネーションカットに関しては無償である必要はありません。
ただし、チャリティー活動なので割引料金を設定しているサロンも多くあり、カット料金や付加価値サービスはサロンごとに設定することができます。
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賛同サロンとしての登録を済ませたら、自店がドネーションカットを行うサロンであることを、公式サイトや店内のポスターなどで、お客に向けてアピールします。
そして、ドネーションカットの際は予約時に「ドネーションカットをしたい」という旨を伝えてもらうえるよう案内しましょう。
また、髪を入れるためのジップ袋などを持参してもらう必要もあるため、あわせて伝えることが大切です。
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気を付けたいのは、ドネーションヘアの郵送は、原則としてドナー本人が行うということです。
郵送方法や郵送先については各団体の公式サイトで確認できますが、スタッフから説明するとよいでしょう。
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サロンとしてヘアドネーションに協力することは、社会貢献であり、サロンのイメージアップにもつながります。
誰かのために役に立ちたい人の気持ちを応援する意味でも、賛同サロンへの登録を検討してみてはいかがでしょうか。
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※本記事の記載内容は、2022年7月現在の法令・情報等に基づいています。
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参考文献:https://mi-g.jp/mig/article/detail/id/29882?office=Z17DLaHtybU%3D