賞与に対する源泉徴収の計算方法
2014年7月8日
こんばんは、畠山です。
今回は、賞与に対する源泉徴収の計算を紹介致します。
(1)通常の計算方法
①前月の給与から社会保険料等を差し引きます。
② ①の金額と扶養親族等の数を「賞与に対する源泉徴収税額の算出率の表」に当てはめて税率を求めます。
③(賞与から社会保険料等を差し引いた金額)×上記②の税率
(2)前月の給与の金額(社会保険料等を差し引いた金額)の10倍を超える賞与(社会保険料等を差し引いた金額)を支払う場合
①(賞与から社会保険料等を差し引いた金額)÷6
② ①+(前月の給与から社会保険料等を差し引いた金額)
③ ②の金額を「月額表」に当てはめて税額を求める。
④ ③-(前月の給与に対する源泉徴収税額)
⑤ ④×6
(3)前月に給与の支払いがない場合
①(賞与から社会保険料等を差し引いた金額)÷6
② ①の金額を「月額表」に当てはめて税額を求める。
③ ②×6
(注)賞与の計算期間が半年を超える場合には、賞与から社会保険料等を差し引いた金額を12で除して、同じ方法で計算します。
そして、求めた金額を12倍したものが源泉徴収する税額になります。
また、賞与を支給した場合には、支給日から5日以内に「被保険者賞与支払届」を年金事務所に提出する必要がありますのでご注意下さい。